PDCAが人生を決める。これは単に知識やノウハウ、スキルといったものではない。
生まれてから今までの〈ステップ0〉において長い時間をかけて身についてきたものであって、確かに一朝一夕に獲得できるものではない。しかし、では今から身につけようとしても遅いのではないか、企業の人事部の人と話していると、面接では「素の自分を見せてくれればいいんですよ。自分をつくろうとする必要はありません」とよく言われる。
この「素の自分」という意味をよく考える必要がある。時々この点について誤解している人がいて、「素の自分」と言われると、友達と話している時のようにリラックスして、くだけた態度をすることだと思っている人がいる。「素の自分」は決してそのような態度のことではない。
人事の人が言う「素の自分」とは、その人の持つ自分自身の「行動原理」や「勝ちパターン」のことである。ものごとを処理する自分自身のフレームを持っているか、いないか。持っているのなら、それはどんなものか。それが、その人の「素」ということだ。
「出現率5%の人材になれるかどうかのカギを握るのは、自分自身の行動原理を持っているかどうかだ。その核心にあるのは、PDCAのサイクルを回して、自己成長できる人間であるかどうかである」ないかと言えば、そんなことはない。というこの原理を知っているかいないか、それだけでも結果は驚くほど違うものになる。この行動原理は一度身についてしまえば忘れてしまうこともないし、仕事でも勉強でも、遊びでも、どんな場面でも有効に機能する。
今日からでも日常生活の中でPDCAのサイクルを回すように努力を始めるべきだ。これは出現率5%の人材になって就職活動で内定獲得に役立つのはもちろんだが、本当の意味はそこにあるわけではない。
企業がPDCAサイクルを回せる人を求めているのは、それが「会社に入ってから活躍できる人」の条件だからである。
PDCAサイクルを回せる人になることは、とりも直さず「社会で活躍できる人になる」ことを意味する。
人生の師、仲間との出会い就職活動の〈ステップ0〉で大学生が外の社会と触れ合う機会が少なく、「社会化」が足りないという話をした。
就職という自分の将来を考える機会を活かして、そのプロセスを通じてたくさんの大人や同世代の仲間と出会うことは非常に重要だ。
就職のための行動を始めると、文系理系、大学の壁を超えて、いろいろな出会いが生まれる。
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